2017年度・福祉の専門性基礎講座
全5回
日程
①2017年6月14日(水) 午後1時~4時
②7月20日(木) 午後1時~4時
③8月24日(木) 午後1時~4時
④9月14日(木) 午後1時~4時
⑤10月26日(木) 午後1時~4時
様々な制度改革が進められる中、障害福祉の現場においても、福祉職の専門性をめぐっても、大きな混乱が発生しています。
現在日本の社会福祉や現場を巡る状況は極めて深刻で、結局福祉は「介護とお世話」や「福祉の生産性」が強調される中、一層の市場化の促進の中、社会福祉の専門性からソーシャルワークという言葉が消え、合わせて社会問題としての障害者問題への視点もかけ、「運動」そのものが曖昧にされようとしています。
規格化された支援のみが強調され、新たなニーズや制度上の矛盾などにも目が届かない状況の中で、まさに社会保障・福祉が大きく変質されようとしています。
こうした状況下、若者たちにも「戦争法」や「原発問題」等大きな声を上げる動きが始まっています。こうした新しい息吹をどのように広げていくのか「社会運動」の持つ意味が改めて問われるものとなっています。
そんな中で、障害者福祉の発展は歴史的に当事者・家族とともに、その支援者として教育労働者や福祉労働者が一緒になって制度をつくりだす大きな役割を果たしてきました。まさに、障害者制度の創設は、実態からスタートし、その実践が制度をつくりだすという社会とのダイナミクスの中で発展してきた歴史でもありました。
では今、現場で何が起こっているのか? なぜ、社会問題としての障害者の抱える問題は何なのか? 実態や歴史に学びながら、福祉現場で働く意味をもう一度考えて見ませんか?
社会運動の意義と専門職としての役割についてご一緒に考えるための講座を企画しました。「運動」ってわからない、なぜそんなことが必要なのかと悩んでいる人もご一緒に考えあえる機会を作ってみまして。
福祉って何か、その専門性とは何か、ぜひご一緒に考えてみまませんか!
対象者;現場主任。グループリーダー
受講料;加盟施設職員 無料(大阪障害者センター未加盟施設職員5万円)
会場;大阪障害者センター 大会議室
定員;15名(基本的には法人・施設からの推薦者を優先します。定員になり次第募集を締め切ります)
※全講義修了者には、修了証書を発行します。
※当該研修の学びを、ぜひ積極的に職場に持ち帰り、職場で活かせるよう、送り出し職場でのご配慮をお願いいたします。
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