大阪障害者センター活動報告
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大阪障害者センター2004年度事業計画

I  事業期間 2004年4月1日〜2005年3月31日

II  新年度事業の概要
 新規事業として、法人後見準備事業、障害者運動担い手育成事業、地域子育て支援事業、福祉実践強化モデル事業などに取り組む。

III  事業の内容
1.特定非営利活動に係る事業
(1)講座開催事業
【内容】 障害児者、家族、福祉職員、事業経営者等を対象とした講座の開催
【実施場所】 下記講座ごとに公共施設等において開催する。
【実施計画】
(1)公開講座
施設職員対象とした研修として、「基礎構造改革に立ち向かう障害者運
動」をテーマに開催する。
(2)教員を対象とした研修会の開催
○発達診断講座
対象/療育・保育・障害児教育経験3年以上程度の者
日程等/8月19〜21日 会場:大阪障害者センター会議室
定員/30名 受講料2万円
内容/
・発達をどう理解するか
中村隆一(人間発達研究所)
・1歳半から2歳半までの発達と診断の実際
藤上真由美(高石市発達相談員)
・2歳半から4歳・7歳までの発達と診断の実際
杉浦智子(枚方市保育所巡回指導員)
・9歳・思春期・成人期の発達と診断の実際
加藤幸彦(吹田市発達相談員)
・発達診断と療育・保育・教育実践
白石正久(大阪電気通信大学)
○自閉症講座
日程等/5月21〜22日 会場:中央区民センター
定員/100人 受講料 1万円
内容/
・自閉性障害の病理と療育
藤井建一(耳原総合病院医師)
・自閉性発達障害児の発達理解の基礎理論
荒木穂積(立命館大学)
・自閉性障害児の発達と教育
白石正久(大阪電気通信大学)
・自閉性発達障害児と教育実践
四方厚子(大阪府立八尾養護学校)
○特別支援教育特別講座
対象:教職員
日程等:9月以降府下7ブロックでの開催をめざす
(3)放課後保障連続講座
会場/アピオ大阪 日程/6月8日・13日
日程と内容/
・障害のある子どもたちの発達と指導
白石恵理子(滋賀大学)
・大阪における障害児放課後保障の現状と課題
前田達夫(障害児の豊かな放課後を実現させる会)
・放課後ワンクッション置いて帰宅する意義を考える
村岡真治(東京・ゆうやけ子どもクラブ)
・傷害のある子どもたちの放課後保障
黒田学(立命館大学)
(4)管理職セミナー
会場/サンスクエア堺・ホテルリバティプラザ
日程/9月18〜19日
内容/
・障害者福祉制度改革の方向
平野方紹(日本社会事業大学)
・介護保険制度の現状と課題
広末利弥(原谷こぶしの里)
・生活を豊かに支える福祉実践の課題
高橋憲二(島根県立女子大学)
・今後の施設経営に求められるもの
石倉康次(広島大学)
・施設の役割と今後の方向性
藤井克徳(きょうされん)
・シンポジウム 運動を支える事業とは
運動体の立場から 白沢仁(障全協)
施設経営の立場から 平野美佐子(信貴福祉会)
居宅事業者の立場から 墨光子(コスモス)
(5)施設職員実践力養成講座
内容/施設における処遇内容の向上を目指すため、実践力強化にむけた研修を行う。
(6)家族連続講座
内容/大阪市内・北摂・北河内・中河内・南河内・豊能・泉州で講座を開催する。

(2)情報提供事業
【内容】 各種ニュースの発行・ホームページの更新等
○情報紙「壁ニュース」、教育情報誌「教育版壁ニュース」、子育ての輪」を発行
する。
○福祉人材紹介紙を発行する。
【実施場所】 −−
【実施日時】 随時
【事業の対象者】センターニュース・壁ニュースは購読希望者に発送、ホームページは一
般向けに公開

(3)研究事業・書籍販売事業
【内容】 研究委員会の開催、調査の実施、書籍の作成
○障害者生活支援システム研究会の活動を継続する。
○基礎構造改革に立ち向かう障害者運動の展望をひらくことや、介護保険統合へのカウンタープラン作成を志向した研究を展開する。
○障害者福祉労働・社会的支援に関するニーズについての全国実態調査の実施と専門性のあり方に関する提言について研究を進める。
 ○出版事業としてブックレットシリーズを継続する。当面、介護保険と障害者福祉、子育てと家族支援、精神障害関連についての具体化を検討する。
【実施場所】 主に大阪障害者センター会議室において実施
【実施日時】 随時
【事業の対象者】研究委員会は障害者センターが委嘱した研究委員で構成。また主催する学習会、書籍の販売は不特定多数を対象とする。

(4)講師派遣事業
【内容】 学習会への講師の派遣
【実施場所】 −−
【実施日時】 −−
【事業の対象者】講師派遣要請を希望する組織

(5)教育支援センター事業
【内容】 障害児に関する教育にかかわる各種相談に応じるとともに、障害児学童保育など放課後保障に向けた研究・検討を行う。
○教育支援センターの設置についての検討をすすめる。
○障害児の放課後保障ネットワークの確立をめざす。
○引き続き教育相談・発達診断を進める。
○地域子育て支援事業として、障害者生活支援センターにおいて教育・発達に関する相談機能を強化するために支援を行う。
実施対象支援センター/かむかむ(岸和田市)、あっぷる(八尾市)、ひびき(東大阪市)
○福祉実践強化モデル事業として、府下施設における処遇困難ケース等をめぐってカンファレンス等を実施する。
実施対象施設/わかたけ(枚方市)、ぴりか(大阪市)
【実施場所】 大阪障害者センター内、または出張相談
【実施日時】 −−
【事業の対象者】相談事業は不特定多数、その他モデル事業は法人加盟施設等

(6)障害者生活支援事業
【内容】 障害者支援センター「つるみ」における市町村障害者地域生活支援事業
の受託運営と生活支援センター連絡会の主催と参加。自立懇談会の開催
【実施場所】 障害者支援センター「つるみ」
大阪市鶴見区諸口五丁目浜9−39
電話  06−4257−8877
FAX 06−4257−8878
【実施日時】 毎日 午前9時30分〜午後5時
【事業の対象者】不特定多数

(7)施設ネットワークポポロ事業
【内容】 障害者福祉施設、グループホーム等第二種事業者、小規模授産施設等の苦情解決委員会第三者委員の設置、苦情相談窓口の開設等、職員研修の
実施
【実施場所】 −−
【実施日時】 毎日
【事業の対象者】法人正会員のうちの施設ネットワーク加入希望事業者と関連法人によるグループホーム、小規模通所授産施設、生活支援事業所など
○事業計画の詳細は施設ネットワークポポロ総会議案に記載している。
○以下の研修を開催する。
<新任職員研修>
日時/6月25日・7月3日
講師/ 永岡正巳(梅花女子大学)
シンポジウム/ 辻奈緒美(はびきの園)
札場信満(コスモス地域福祉活動センター)
<その他の研修会>
権利擁護等のテーマに基づき随時開催する。
○苦情解決委員会による施設訪問を実施する
○共同個別支援計画マニュアルの作成を検討する。
○法人後見準備事業の実施を推進する。

(8)貸室事業
【内容】 障害者団体への事務所・会議室スペースの提供
【実施場所】 大阪障害者センター事務室・会議室
【実施日時】 −−
【事業の対象者】法人正会員の障害者団体

(9)自立支援事業
【内容】 ポポロ障害者作業所の運営
○働く意欲や社会参加の意欲を持ちながらも働く場のない中途障害者や精神障害
者のための働く場を提供し、社会参加の機会を与え、自立の意欲を育てる。ま
た、作業についての技術を高めるとともに、点字名刺の普及に努める。
【実施場所】 大阪障害者センター事務室・会議室
【実施日時】 毎週 水・木曜日
【事業の対象者】作業所に登録している障害者

(10)その他の事業
 その他下記の事業を実施する。
○障害者運動担い手育成事業
内容/障害者運動の担い手育成を目的に会員法人から大阪障害者センター事務局に人材を受け入れ一定期間研修を実施する。
○大阪市障害者居宅介護支援事業運営協議会の開催
○障害者運動・事業者懇話会を設置の機能強化
○きょうされん・障連協への専従事務局員の派遣
○コスモスへのピアカウンセラーの派遣

IV  会員拡大の計画
賛助会員 600口を目標に拡大を進める
特別賛助会費 150口を目標に拡大を進める



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